「うかつだった」引退間際の古参富山市議 料亭で25人規模会食

40年以上にわたって富山市議を務め、4月の任期満了で引退する五本幸正市議(84)が3月26日夜、市内の料亭で25人規模の会食をしていたことが判明した。専門家による政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は大人数(5人以上)の飲食に注意を呼びかけている。五本氏は取材に対し事実関係を認め「うかつだった」と反省の意を示した。
主催者によると、会食は五本氏が約30年間会長を務めた商工団体「富山北商盛会」の総会で解散を決めた後、会の幹部らが懇親会として開いた。五本氏によると会食では飲酒せず、1時間弱で帰宅した。
会場は収容人数が100人以上で、座席の間隔は2~3メートル空けていたという。五本氏は取材に対し「総会だけだと思って参加した。感染対策も十分だったが、うかつだった」。企画した会の幹部は「会の最後なのでぜひ参加してほしかった。迷惑をかけた」と話した。
五本氏は市町村合併前の1979年から通算11期、富山市議を務めた。長く自民党会派に所属し、2016年に発覚した富山市議会政務活動費不正受給問題では政活費計約119万円をだまし取ったとして詐欺容疑で書類送検されたが不起訴処分(起訴猶予)となった。問題を機に自民党会派を離れ、近年では1人会派「不羈(ふき)」で活動。11日告示された次期市議選には立候補しなかった。【青山郁子】