「感想としては、彼は実は随分と“攻撃的”な性格の方なんだなというものでした。また、これだけ大ごとになって皇室全体にご迷惑とご心配をおかけしているのに、謝罪がないとはあまりにも皇室に対する敬意が欠けているなと感じた(宮内庁)職員は少なくないと思います」
小室圭さん(29)が4月8日に発表した金銭トラブルについての説明文書を読んだ宮内庁関係者は、感想を率直にこう語った。小室さんの文書発表により、延期となっている秋篠宮家の長女・眞子さま(29)とのご結婚問題はどのような展開を迎えるのか。
ここで小室さんが母・佳代さんとその元婚約者の間の金銭トラブルについて説明文書を発表した理由をおさらいする。
秋篠宮さまは昨年11月の誕生日会見でこう述べられた。
「元婚約者の録音が存在している」と言及
「多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今までもあった問題をクリア(するために)相応の対応をする必要があると申しました。私自身、これは人の家のことですので詳しくは知りませんけれども、じゃ、対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。そうですね。ただ一つ言えるのはそれはいろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております」
つまり、小室さん側がこれまで行ってきた「いろいろな対応」を「見える形」にしなさいと諭されたのだ。
そして西村泰彦宮内庁長官は翌12月の定例会見で「(小室さん側が)説明責任を果たすことが重要」と促した。この流れから小室さんは今回、金銭トラブルの経緯と、元婚約者側とこの間に水面下でどのような話し合いが行われてきたのかを説明したというわけだ。
「小室さんの文書はA4判で28枚に及ぶ長いものですが、『録音が存在しているので、元婚約者の方が「返してもらうつもりはなかった」とおっしゃったことは確認できています』という部分に収斂されています。相手が返す必要がないと言った以上、返す必要はないという主張です。
その主張を証明するために、録音の存在に言及したこと、さらにはそもそも録音をしていたこと自体にも驚きを禁じ得ません。
元婚約者が翻意したことが元凶だと暗に“批判”
佳代さんが婚約中に小室家が金銭的支援を受けていたことについては『今も大変ありがたく思っています』と綴られてはいるものの、何度も『返してもらうつもりはなかった』というフレーズを繰り返しており、言葉遣いは丁寧ですが、ところどころにトゲがあって、元婚約者が翻意したことが金銭トラブルと言われるようになった元凶だと暗に“批判”していると受け取れるのです。
また、『元婚約者の方が私の大学の入学金や授業料を支払うために金銭を貸し付けたという報道がありますが、入学金と授業料についてはすべて私の貯金と奨学金でまかなっています』『令和元年(2019年)11月13日、元婚約者の方から記者を通じて、入学金や授業料については自分の勘違いであったという回答がありました』と相手側の勘違いを強調しています。
皇室のイメージに傷を付けている
一方でこの時期に佳代さんが『授業料分の送金をお願いしました。そして、元婚約者の方は11月1日に45万3000円を母の口座へ送金してくださいました』とした上で『振り込んでくださった分は、入学祝いをくださったことのお礼を元婚約者の方にお伝えし、ありがたくいただきました』と綴っています。入学祝いはもらったけれど、入学金も授業料も出してはもらっていないという主張に何の意味があるのでしょうか。枝葉末節にこだわっているとの印象がぬぐえません」(前出・宮内庁関係者)
小室さんの文書は説明責任を果たせという要求に応えるという点だけに特化したものだが、秋篠宮家に多大なるご迷惑をおかけしていることについて言及があってもよかったように思っている国民は少なくないだろう。ましてや天皇陛下まで誕生日会見でご結婚延期問題に言及されていることを踏まえれば、皇室のイメージに傷を付けていることへの謝罪の言葉があってもいいのではないだろうか。
「小室さんは『話し合いは「交渉」段階にすら至っていません。その前段階に当たる、双方の認識の食い違いがどこにあるのかという点の整理・精査の段階で、もう金銭を求めることはしないという話になり、そのため「認識の食い違いの整理」段階で話し合いが途切れてしまっています』と綴って、水面下での話し合いが成就しなかったのは元婚約者側の責任だと強調しています。
揚げ足をとられないディベートのような文章
文書は全体に一貫してディベートのように揚げ足を取られないよう注意が払われている印象で、自身の正当性を前面に押し出して元婚約者側を暗に批判しているとしか思えない内容です。また、『解決金としてお金を渡したとしても、そのお金は借金の返済だったと誤解されてしまう』とした上で、解決金を払えば『将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します』と綴っています。
『眞子さまを、借金を踏み倒そうとした人間の家族にするべきなのか』と言っているわけです。それでもお金を払うべきだというのかと、マスコミに、そして国民に、問うたわけです。これには眞子さまの意向も反映されていたとされているが、そうだとしても皇室への敬意が微塵も感じられない攻撃的な文書という印象はやはりぬぐえません。和解金ではなく、解決金と表現している点も冷徹な感じを受け、気になります。
小室さん側はその後、解決金によって金銭トラブルを解消する方向に舵を切ったようですが、文書が発表された4月8日は、皇室にとっても国民にとっても喫緊の課題となっている安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議の第2回会合が予定されていたにもかかわらず、この日にバッティングさせたことは、小室さんには皇室に対する尊崇の念がかけらもないことを意味しています。多分、第2回会合があることを知らなかったのでしょう。眞子さまのことも、“名家のお嬢さま”程度の認識なのではないでしょうか」(同前)
眞子さまも「結婚できれば関係ない」の感覚?
有識者会議の議論は眞子さまにも関係する問題を含んでいるが、小室さんと眞子さまは今年中に結婚できれば関係ないといった感覚なのかもしれない。皇室の未来に小室さんが関心ないのも嘆かわしいが、皇位継承順位第1位の皇嗣の長女も同じご感覚なのだとしたら、非常に残念だとしか言えない。
(朝霞 保人/Webオリジナル(特集班))