埼玉県和光市の松本武洋市長(51)は12日、計約8000万円を不正に得たとして詐欺罪などに問われた元部長=懲戒免職、公判中=に関する一連の不正の責任を取り、任期満了を待たずに5月8日付で辞職すると発表した。同16日告示、23日投開票の市長選にも出馬しない。記者会見で明らかにした。
松本市長は「不祥事に関し責任を取る決断をした」と述べた上で、辞職の理由について「元部長が怪しい行為をしていると気付いた職員がもっと早く私に報告してくれれば、大きな事件にならずに処分できた。辞めることで役所を再生できればとの思いだ」と説明。また「十分に役所を掌握しきれなかった。市民や被害者に申し訳ない」と反省の弁を語った。
松本氏は市議を2期務めた後、2009年の市長選で初当選し、現在3期目。【橋本政明】