やまゆり園での採火中止を=被害者家族ら要請―相模原市

相模原市で2016年に入所者らの殺傷事件が起きた障害者施設「津久井やまゆり園」で今夏のパラリンピック聖火を採火する方針について、事件の被害者家族らが13日、同市幹部と面談し、計画中止を求める要請書を提出した。
要請したのは、事件で重傷を負った尾野一矢さん(48)の父剛志さん(77)、亡くなった美帆さん=当時(19)=の遺族代理人滝本太郎弁護士ら。
市は園での採火方針を昨年10月に決め、今年3月に公表。採火は8月15日に行われる。面談で尾野さんは「鎮魂の場がお祭り騒ぎになる。県や市は、穏やかに過ごしたい遺族や被害者家族の気持ちを考慮していない」と抗議した。
市の佐々木純司シビックプライド推進部長は、事件の被害者らに事前に相談しなかったことについて「心からおわびしたい」と陳謝。面談後、佐々木氏は「みなさんの強い思いを市長にも伝える。あの場所で行うことも含め、総合的に検討したい」と述べた。
[時事通信社]