変異ウイルスかどうか…市が独自に検査、県に発表方法の変更を求める考えも

新型コロナウイルスの感染者について、千葉県船橋市は、変異したウイルスかどうかを調べる市独自のPCR検査を始めた。重症化リスクが高い変異ウイルス感染者の早期発見につなげ、感染拡大の抑制を図る。
市はこれまで、流行している国の滞在歴があるなど、変異ウイルスが疑われる感染者の検体を県衛生研究所に送り、検査を依頼していた。1日2、3検体に限られていることから、専用の試薬を確保し、職員への研修を行って、12日から独自検査を開始。1日最大20検体の検査が可能となった。
国は変異ウイルス感染者に対して、より手厚い疫学調査をするよう都道府県や保健所を持つ自治体に求めている。市は独自検査で感染者を漏れなく把握し、確実な疫学調査に結びつける考えだ。
変異ウイルス感染者を巡り、同市の松戸徹市長は14日の定例記者会見で、県に発表方法の変更を求める考えを明らかにした。
千葉を含む1都3県は感染者のプライバシー保護などを理由に、都県単位でまとめ、市町村別の感染者数を公表していない。これを市として発表できるように要望する。松戸市長は「市民に注意喚起するためには、市の変異ウイルスの感染状況を公表することが有効だ。変異ウイルスを特別扱いする方が、偏見を生む」と述べた。