搬送患者の個人情報が記載された文書を一時紛失したことを巡り、虚偽の報告をしたとして、大津市消防局は16日、係長級の男性職員(43)を戒告の懲戒処分にした。個人情報の流出はなかったという。
発表によると、職員は中消防署の救急隊に勤務していた昨年7月、搬送患者8人の氏名や病状が記された「救急出動報告書」と「救急活動記録」計16枚を出張所のある市立大津市民病院内に置き忘れた。
報告をとりまとめる担当者が11月、書類がないのに気づき、同消防署を挙げて捜索。その際、職員は置き忘れに気付いて自ら回収したが、上司に事実を告げず「出張所の新聞受けを探して」と伝え、直後に自分で書類を新聞受けに入れた。「本当のことが言えなかった」と話しているという。
消防局はその後、報告にタブレット端末を導入し、書類の持ち出しをなくした。安井達治消防局長は「不適切な行動で公務の信頼を損なった」とコメントした。