今年のゴールデンウィーク(GW)は、平日3日間を休めば29日~5月9日の最大11連休になる。市場調査会社・インテージ(東京)が今月2~5日に15~79歳の男女2660人に聞いた全国調査では、「5日間以上休める」と答えた人が6割超を占めた。
GWの過ごし方(複数回答)で最も多かったのは「自宅で」の76%で、コロナ禍前の2019年(53%)と比べると大きく増えた。▽運動21%(19年は13%)▽近所の公園や寺社へ19%(同12%)――は増える一方で、▽外食20%(同31%)▽国内旅行10%(同20%)▽映画館・美術館・行楽施設へ9%(同12%)――は減っている。
同社の担当者は「遠出を控える分、近場への外出者数はコロナ禍前を上回る可能性もある」とみる。一方、東京都の小池百合子知事は18日夜、「緊急事態宣言の要請を視野に入れ、スピード感を持って検討するよう指示した。特に若い世代が変異ウイルスの影響を受けているのは現実だ」と述べ、都民に繁華街などへの外出自粛を呼びかけた。