大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が市役所に家庭用サウナを持ち込んだ問題に関し、市議会は27日、冨田市長が百条委員会で虚偽の証言をしたとして、地方自治法違反(偽証)容疑で刑事告発する議案を賛成多数で可決した。市議会は同日中に大阪地検に告発状を提出する。
市議会では昨年11月から地方自治法に基づき、虚偽証言などに罰則を科すことができる百条委でこの問題を調査。この過程で副市長と冨田市長の証言が食い違い、冨田市長の証言を虚偽と認定した。
冨田氏は2019年4月に地域政党・大阪維新の会公認で市長選に初当選し、昨年11月に離党。一連の問題を受けて、26日に辞職の意向を表明した。