日本レスリング協会元強化本部長の栄和人氏が、日本代表男子チーム元コーチからパワハラなど虚偽の内容をメディアにリークされたことで名誉を傷つけられたとして、元コーチに330万円の賠償を求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。成田晋司裁判長は「証拠はない」として、請求を棄却した。
判決によると、2018年1月、内閣府にレスリング協会幹部らによる選手へのパワハラや、不適切な人事が行われていると告発があった。同3月には週刊誌が、協会幹部が金メダリストの伊調馨さんの練習環境を不当に妨害したなどと報道した。
栄氏側は告発内容の多くはパワハラと認められず、元コーチのリークが報道につながったと訴えたが、成田裁判長はリークを推認できるだけの証拠はなく、請求は理由がないと結論付けた。
[時事通信社]