回答ミス数に応じて…腕立て70回、高3不登校も

三重県立高で5月以降、50歳代の男性教諭が授業で回答を誤った生徒に腕立て伏せを命じる体罰を加えるなどしたとして、県教育委員会は9日付で教諭を文書訓告にした。教諭は「解答できないのはよくないと知ってもらうためだったが、不適切だった」と話しているという。
県教委によると、教諭は5月以降、授業中に質問への回答を誤った3年生に対し、机や椅子の上に立つよう強要。6月には間違えた答えの数に応じて腕立て伏せを70回するよう命じるなどした。腕立て伏せをさせられた男子生徒は数日間、不登校になった。
教諭は翌日、校長に報告したが、男子生徒の保護者からの抗議などもあり、学校側は教諭を男子生徒の授業から外したという。