北海道と岡山、広島の3道県が14日、急きょ、緊急事態宣言の対象に加えられることになった。3道県では4月下旬から感染者の増加が著しく、医療体制の
逼迫
( ひっぱく ) が懸念されており、より強力な措置で感染拡大の抑え込みを図る。
「感染者が増えてきたので仕方がない。不要不急の外出を控えるなどして、できる限り協力したい」。札幌市清田区の会社員男性(65)は理解を示した。約2週間の発令期間については「短いと思う。1か月くらいやってもいい」と話した。
JR札幌駅前の「センチュリーロイヤルホテル」では、「まん延防止等重点措置」による酒類提供自粛で、宿泊客だけでなくレストランの利用客も激減している。担当者は「さらなる影響は避けられない。いつまで
翻弄
( ほんろう ) されるのだろう」とため息をついた。
現在は重点措置の対象地域に含まれていない函館市。観光スポットの函館朝市協同組合連合会の藤田公人理事長(67)は「函館は札幌などと比べて感染者が少ない。急な話で、道全体で発令されるとは思わなかった」と戸惑った様子だった。
広島県は前日まで、重点措置の16日からの適用に向けた準備を進めていたが、14日午前9時過ぎ、政府から湯崎英彦知事に「緊急事態宣言の対象地域になった」との連絡が入ったという。担当課の職員は「ついさっきまで『まん延防止』の認識だったのに」と驚いていた。
岡山県でも14日午前、県職員らが対応に追われた。5月6日以降、8日連続で新規感染者数が100人を超え、8日には過去最多の189人の感染が確認されている。