文化庁の都倉俊一長官が13日、読売新聞のインタビューに応じ、再開予定だった東京都内の国立文化施設が都の要請を受け入れ、休業延長となったことを巡り、「博物館だけでなく芸術家や映画館からも、納得できないという声はたくさんある。矛盾点を説明する責任は都にある」と述べた。
都倉長官は、都が博物館や美術館、映画館などに休業の要請・協力依頼を行いながらも、近くにあるテーマパークなどが営業可能なことを挙げ、「人の流れを抑えるのにどういうことだという話。至る所に矛盾点がある」と批判した。一方で、都の要請を受け入れた理由を「コロナの猛威を防がなければという都の姿勢に協力する」とした。