鹿児島女児死亡 母親の交際相手を処分保留で釈放

鹿児島県出水市で大塚璃愛来(りあら)ちゃん(4)が死亡し、母親の交際相手が暴行容疑で逮捕された事件で、鹿児島地検は勾留満期の21日、逮捕・送検された同市の建設作業員の男性(21)を処分保留で釈放した。地検は理由を明らかにしていない。地検と県警は任意で捜査を続ける。
男性は8月28日、心肺停止状態の璃愛来ちゃんを自ら病院に搬送し「風呂場で溺れた」と説明した。璃愛来ちゃんは同日夜に死亡が確認され、死因は溺死だった。一方、体には複数のたたかれたような痕が見つかり、県警は同31日、搬送前日の夜に璃愛来ちゃんの頭を殴った暴行容疑で逮捕した。容疑を認めていたというが、知人らによると日常的な虐待は否定していた。【林壮一郎】