国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして、警視庁が詐欺容疑で、元携帯電話販売会社社長の稲葉修作容疑者(36)ら男女5人を逮捕したことが20日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は5人が昨年5~7月に手数料を得るために約160人に不正受給を持ち掛けた疑いがあるとみて捜査している。
逮捕容疑は昨年6月、受給資格がないのにインターネット上で給付を申請し、計約300万円を詐取した疑い。
稲葉容疑者はソフトバンクの携帯電話を購入した顧客の情報を無断で複製、リスト化したしたなどとして不正競争防止法違反の疑いで逮捕、同罪で起訴されている。