仙台市は17日、部下の年次有給休暇の申請を不正に取り消したとして、同市泉区区民部に所属する50歳代の課長職の男性を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、課長職の男性は昨年9月~今年3月、部下の男性職員が健康上の理由などで申請した有給休暇計12回、33時間分をシステム上で承認せずに取り消した。課長職の男性は、年度末に定年退職予定だった部下の休暇が上限を超え、再任用前の評価に影響が出ないよう、不正な休暇管理を行ったという。市の聞き取りに、課長職の男性は「気の毒に思った」と話したという。市は部下の再任用を取り消した。