自衛隊運営の大規模接種センターについて、次回接種分(31日~6月6日)の予約受け付けが24日に始まった。大阪会場では今回から大阪府全域の住民に対象が広がったが、一部の自治体では予約に必要な接種券の配布が間に合わず、苦情も寄せられている。
大阪府大東市は24日現在、65歳以上の約3万4000人のうち65%程度にしか接種券を配れていない。接種券があれば市の接種予約も可能となるため、一斉に配ると市の集団接種やかかりつけ医の接種で予約が殺到することを危惧。年齢ごとに10日~6月18日に順次配る計画を立て、1日当たりの送付件数を1000~1500人に抑えることにした。
自衛隊の大規模接種センターの開設決定を受け、送付件数を2倍程度に増やしたものの、「センターで必ず接種できるとは限らず、市の接種に殺到することになるかもしれない」(市地域保健課)として一斉送付はしなかった。市役所には配布を早めるよう求める市民からの電話が数十件あったといい、担当者は「予約などで混乱を招いてしまっては元も子もない」と理解を求めた。
市内で喫茶店を約40年間営む男性(72)の元にも接種券は届いておらず、「客商売なので早く打ちたい。市の対応は遅いとも思うが、高齢者にとっては予約などが容易にできることが大切だ」と対応を求めた。
次回分(3万5000回)の予約受け付けは30分ほどでいっぱいになった。次々回(6月7~13日接種分)の予約は5月31日に始まり、大阪・京都・兵庫3府県民に対象が広がる。【高橋昌紀】