一時保護の中高生にみだらな行為 容疑で児相の指導担当2人逮捕

横浜市内の児童相談所(児相)に一時保護されていた女子中学生にみだらな行為をしたとして、神奈川県警は26日、この児相に勤務する職員、八木下海斗容疑者(23)=同市緑区鴨居7=を児童福祉法違反(淫行(いんこう)させる行為)の疑いで逮捕した。また、県警は同日、同じ児相職員の大野正人容疑者(27)=同県茅ケ崎市浜竹4=を、一時保護された女子高校生に対する県青少年保護育成条例違反(わいせつな行為)の疑いで逮捕した。いずれも容疑を認めている。
逮捕された2人は一時保護した子どもの指導担当だった。被害者がこの児相に一時保護された際、それぞれ知り合ったとみられる。
県警が女子高校生の事件を捜査していたところ、女子中学生も被害を受けていたことが判明。高校生と中学生は児相を通じ知り合いだった。
八木下容疑者の逮捕容疑は4月15日、横浜市内のホテルで中学生と性交した疑い。大野容疑者は2020年10月30日、同市内のホテルで高校生にわいせつな行為をしたとしている。
少年捜査課によると、逮捕された2人は20年夏ごろからネット交流サービス(SNS)でそれぞれ個別に被害者と連絡を取るようになった。ホテルに誘ったのはいずれも職員側で、八木下容疑者と中学生の行為は複数回あったとみられる。
中学生は職員について「話しやすく、的確なアドバイスをしてくれていたので、相談に乗ってほしかった」と県警に説明。また、被害にあった2人はいずれも「関係を壊したくなかった」と話しているという。
一時保護は、虐待の通告などを受けた児童相談所長らが子どもの生命の安全を確保するために一時的に保護する行政処分。一時保護所や児童養護施設などでの一時保護は19年度に5万2916件あり、15年度(3万6950件)よりも4割増えている。【池田直】