インド型変異に「置き換わりも想定」…都のモニタリング会議が危機感

東京都の新型コロナウイルスに関するモニタリング(監視)会議が27日、開かれ、専門家から感染力が強いとされるインド型の「L452R」変異ウイルス拡大に強い危機感が示された。
都によると、都健康安全研究センター(健安研)が23日までの1週間に実施した89検体の簡易検査で、6・7%に当たる6件でL452Rが検出された。健安研検査では4月上旬にL452Rを初めて確認後、今月16日までで計8件にとどまっていた。都内では、英国型の「N501Y」変異ウイルスが主流となっているが、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は「今後、L452Rへの置き換わりが進むことも想定される」と指摘した。
厚生労働省によると、L452Rの国内感染者は、24日時点で29人が確定している。都道府県別では、千葉県と大阪府6人、東京都と静岡県5人、兵庫県4人、神奈川県2人など。空港検疫での確認は160人(17日時点)で、都内では入国者と同じ場所に住む濃厚接触者5人のクラスター(感染集団)も発生している。