立川・ホテルで男女死傷 容疑者、電車で移動後にスクーターで逃走

東京都立川市曙町2のホテルで1日、30代女性と20代男性が刺され、女性が死亡、男性が重体となった事件で、2人を襲ったとみられる若い男性がJR立川駅から電車で拝島駅に移動した後、スクーターで逃走していることが捜査関係者への取材で判明した。警視庁立川署捜査本部は2日、亡くなったのは相模原市の店員の女性(31)と発表し、70カ所以上刺されていたことを明らかにした。スクーターに乗る画像を公開し、殺人容疑で逃げた男性の行方を追っている。
捜査本部によると、男性は拝島駅で降りたあと、スクーターに乗り換えて逃げたとみられる。事件から約30分後の1日午後4時15分ごろには、同駅から約100メートルの場所にある防犯カメラにスクーターを運転している姿が映っていた。北西方向に向かったという。事件直後は、上下黒っぽい衣服とマスク姿で、黒っぽいリュックを背負って逃走したとみられているが、公開された画像にリュックは映っていなかった。
捜査関係者によると、ホテルの防犯カメラで、逃走した男性が部屋に入った後の1日午後3時半ごろ、女性が入室する姿が確認された。10分もしないうちに2人はトラブルとなり、女性が電話で助けを求め、駆け付けた勤務先の被害男性が部屋をノックしたところ、ドアが開いて刺されたという。被害男性は同3時45分ごろに「刺された。助けて。死にたくない」と119番していた。
女性は室内のベッド脇に倒れており、胸など70カ所以上を刺されていた。凶器とみられる血のついた包丁(刃渡り約20センチ)は廊下の壁に刺さっていたという。
情報提供は立川署捜査本部(042・527・0110)へ。【最上和喜、鈴木拓也、木原真希】