「画期的だ!」と話題の痴漢撲滅ポスター、制作意図を聞いてわかった意外な事実

JR東日本など関東エリアの鉄道事業者と、警察による「痴漢撲滅キャンペーン」が6月1日からスタートした。 キャンペーンで使われるポスターが、痴漢の被害者に注意をうながすだけでなく、周囲の人たちにも協力を呼びかける内容だとして、「画期的」と好評を博している。 JR東日本は「痴漢を撲滅するためには周囲のお客さまのご協力も不可欠」とする。痴漢撲滅ポスターの歴史をさかのぼると、意外なことがわかった。 ●「周囲への協力」を呼びかける点に評価の声が続々と 「痴漢撲滅キャンペーン」は、関東エリアの鉄道事業者(21社局)、警察庁、1都3県の警察が実施している。 駅構内の啓発ポスター掲示や、車内などで放送による呼びかけをするほか、警察と鉄道事業者によるイベントが実施される。6月1日からすでに始まっており、15日まで。 JR東日本の公式ツイッターが1日、キャンペーンをポスターとともに紹介するツイートをしたところ、「やっとまともな痴漢ポスターでたー!!」「画期的」など喜ぶ声が相次いだ。 ポスターは「知らない人だけど、知らないふりはしない」という縦書きのメッセージを中心に据えたものだ。「どうしました?」「大丈夫ですか?」「その一言で、その勇気で、救われる方がいます。」と周囲の助けを呼びかける内容となっている。 ネット上の賛同は、どのような理由によるものか。ツイートの一部を紹介する。 〈被害者側に気をつけるよう伝えるのではなく、周囲の人間へ犯罪防止の協力をここまで明確に呼びかけるポスターはなかった。〉 〈初めてじゃない? 女性に向けた「痴漢に注意しましょう」じゃないポスター!! やっとだよ!!見直したよJR東日本!!〉 〈令和になってからやっと改善された〉 従来のポスターは、痴漢への注意を被害者に呼びかける内容ばかりだった。しかし、今回のポスターは、痴漢への注意を周囲の人にも呼びかける内容であるーー。そうした理由によって、歓迎されているようだ。 であれば、「画期的」なポスターが生まれた背景を知りたい。事業者のひとつであるJR東日本本社に取材した。 ところが、同社広報部は「今回の2021年のポスターのデザインは2019年と同じ」とする。 ●えっ、使い回しだったの? なんと、2年前の痴漢撲滅キャンペーンでも、同じポスターが使われていたのだ。同社のリリース(2019)でも確認できる。 残念ながら、当時は目立たなかったのかもしれない。
JR東日本など関東エリアの鉄道事業者と、警察による「痴漢撲滅キャンペーン」が6月1日からスタートした。
キャンペーンで使われるポスターが、痴漢の被害者に注意をうながすだけでなく、周囲の人たちにも協力を呼びかける内容だとして、「画期的」と好評を博している。
JR東日本は「痴漢を撲滅するためには周囲のお客さまのご協力も不可欠」とする。痴漢撲滅ポスターの歴史をさかのぼると、意外なことがわかった。
「痴漢撲滅キャンペーン」は、関東エリアの鉄道事業者(21社局)、警察庁、1都3県の警察が実施している。
駅構内の啓発ポスター掲示や、車内などで放送による呼びかけをするほか、警察と鉄道事業者によるイベントが実施される。6月1日からすでに始まっており、15日まで。
JR東日本の公式ツイッターが1日、キャンペーンをポスターとともに紹介するツイートをしたところ、「やっとまともな痴漢ポスターでたー!!」「画期的」など喜ぶ声が相次いだ。
ポスターは「知らない人だけど、知らないふりはしない」という縦書きのメッセージを中心に据えたものだ。「どうしました?」「大丈夫ですか?」「その一言で、その勇気で、救われる方がいます。」と周囲の助けを呼びかける内容となっている。
ネット上の賛同は、どのような理由によるものか。ツイートの一部を紹介する。
〈被害者側に気をつけるよう伝えるのではなく、周囲の人間へ犯罪防止の協力をここまで明確に呼びかけるポスターはなかった。〉
〈初めてじゃない? 女性に向けた「痴漢に注意しましょう」じゃないポスター!! やっとだよ!!見直したよJR東日本!!〉
〈令和になってからやっと改善された〉
従来のポスターは、痴漢への注意を被害者に呼びかける内容ばかりだった。しかし、今回のポスターは、痴漢への注意を周囲の人にも呼びかける内容であるーー。そうした理由によって、歓迎されているようだ。
であれば、「画期的」なポスターが生まれた背景を知りたい。事業者のひとつであるJR東日本本社に取材した。
ところが、同社広報部は「今回の2021年のポスターのデザインは2019年と同じ」とする。
なんと、2年前の痴漢撲滅キャンペーンでも、同じポスターが使われていたのだ。同社のリリース(2019)でも確認できる。
残念ながら、当時は目立たなかったのかもしれない。