埼玉だけじゃなかった「ひょっこり男」、自転車のあおり運転容疑で書類送検へ

自転車で対向車の前に飛び出して進路を塞ぐなどの「あおり運転」をしたとして、兵庫県警は10日にも、同県姫路市の20歳代の男を道路交通法違反(あおり運転)容疑で書類送検する方針を固めた。男は「ストレス解消のためにやった」と容疑を認めているという。
捜査関係者によると、男は2月20日午前、姫路市内の市道を自転車で走行中、対向車線を走って来た70歳代女性の軽乗用車の前にわざと飛び出し、通行を妨害した疑いが持たれている。
周辺を走行していた車のドライブレコーダーなどには、車道で蛇行を繰り返していた男の自転車が女性の車に正面から一気に接近し、接触する寸前で急停止する様子が映っていた。
昨年6月施行の改正道路交通法で創設された「あおり運転罪」は自転車も対象。同10月に「ひょっこり男」と呼ばれていた埼玉県の男が自転車で危険な行為をしたとして、全国で初めて埼玉県警に逮捕された。