同姓同名で課税ミス17年 静岡・磐田市、固定資産税144万円返還へ

静岡県磐田市は9日、2005年から21年の課税まで17年間、同姓同名の別人に市内の土地の固定資産税を誤って課税するミスが判明したと発表した。21年を除く16年間分の還付金119万4900円、還付加算金25万1400円の計144万6300円を返還する。
市によると、4月27日、誤って課税された人からの「心当たりのない土地が明細書に載っている」との問い合わせで発覚。05年の課税手続きの際、所有者の確認が不十分だったという。
市は新たに追徴になる本来の課税者に謝罪。地方税法に基づいて請求できる17~21年の5年間分の固定資産税(追徴総額32万9700円)の納付について理解を得たという。
高比良紀恵子市税課長は「適正かつ公平であるべき課税業務で誤りが判明して市民に迷惑をかけ、おわびする」とのコメントを出した。【福沢光一】