投票所に発電機 台風被害の千葉・君津 停電復旧遅れる中、22日に市議選

25人が立候補した千葉県君津市議選(定数22)は22日、台風15号の爪痕が各所に残る中、市内26カ所で投票が行われ、即日開票される。市内では20日も約1700世帯が停電し、5カ所ある期日前投票所も1カ所が停電、投票所となる施設も松丘コミュニティーセンターなど4カ所で停電している。電気が復旧しないまま投票日を迎えることになりそうで、市選管は発電機や照明器具を運び込むなど対応にあたっている。
市選管事務局は職員の人繰りにも苦慮している。通常は期日前投票所に他部署の職員を配置するが、今回は災害対応で人手がなく、期日前投票所には他市町から職員延べ60人が応援に入っている。投開票日も他市から26人に応援に来てもらい、310人態勢で作業に当たる予定だ。
一方、広報は市民感情に配慮し、防災無線や広報車を使った投票の呼びかけをやめ、代わりにチラシを作製し、避難所などに配布した。候補者の政策を載せた選挙広報紙(3万1000部)には、1ページを使って投票を呼びかける紙面を作製し、新聞に折り込んだ。
こうした中、立候補者の多くも選挙カーでの遊説を自粛するなど、政策を訴える機会の少ない厳しい選挙運動を強いられている。
期日前投票者数は19日までの4日間で5326人と、投票率が58・07%で過去最低だった前回の6164人と比べ下回っており、市選管は「投票所に足を運んでほしい」と呼びかけている。投票は22日午後8時で締め切られ、市民体育館で同9時15分から開票。16日現在の選挙人名簿登録者数は7万2498人。【上遠野健一】