3Aと二階氏、同時間帯に議連開催=人事にらみ、つばぜり合い―自民

自民党の甘利明税調会長が会長を務める議員連盟の勉強会と、二階俊博幹事長を中心とした議連の設立総会が、15日夕の同じ時間帯に開かれることが14日分かった。双方は議連を足場に勢力拡大を目指しており、所属議員は踏み絵を踏まされる形になる。秋に予想される閣僚・党人事をにらみ、つばぜり合いが激しくなってきた。
甘利氏が会長の「半導体戦略推進議連」は安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相も加わり、「3A」がそろう。菅義偉首相の後ろ盾として存在感を増す二階氏の幹事長ポストを奪還するのが狙いとの見方がある。
対抗するように二階氏も、「自由で開かれたインド太平洋」推進議連を設立。安倍氏を自らの議連の最高顧問に据え、3Aの連携にくさびを打ち込む。同じ日の同一時間帯の会合開催に、二階氏周辺は「もう仁義がなくなってきた」と語る。
一方、党内対立が強まれば党全体のイメージダウンにつながりかねない。両議連は当初、いずれも午後5時から開始予定だったが、党内外の視線を意識する双方の関係者による調整の結果、半導体議連を30分遅らせることで折り合った。
[時事通信社]