河野太郎行政改革担当相は15日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、国の接種記録システム(VRS)に情報入力の遅れが目立つ自治体に対し、ワクチン配送を遅らせる可能性に言及した。「(入力が)あまりに遅いところは1クール(2週間分の配送)飛ばすこともあり得る」と述べた。
政府は現在、米ファイザー社製ワクチンについて、原則として各市区町村の人口に応じて配分を決め、2週間単位で配送している。接種の進捗(しんちょく)状況は自治体がVRSに入力する個人の接種記録をもとに把握しているが、一部自治体の未入力や入力遅れが指摘されている。河野氏は「VRSを見るとほとんど打っていない自治体がある。在庫が積みあがるだけでは意味がない」と不快感を示した。
一方、7月5日からの2週間で都道府県に配送予定のファイザー製ワクチン1287万回分に対し、全国から約2倍の要望があったと明らかにした。「かなり逼迫(ひっぱく)している」と指摘し、接種率の高い378自治体に優先配分する計画も明らかにした。【堀和彦】