東京都が新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるために築地市場跡地(中央区)に設置した大規模接種センターで、ワクチンが誤って大量に解凍され、警視庁職員ら約1300人が急きょ接種を受けるトラブルがあったことが、都への取材で判明した。廃棄は生じなかったという。
都によると、トラブルは11日に発生。この日は5000人が接種予定だったが、会場の薬剤師が誤って850人分多く解凍した。都などは緊急に人を集め、警視庁職員約700人や東京オリンピック・パラリンピック大会関係者約300人、新型コロナ対策を担当する都福祉保健局の職員約200人らが接種を受けたという。多くの人が訪れたため、午後6時までの開場時間を2時間延長した。
都によると、担当者間の連絡ミスが原因だとみられる。今後の接種スケジュールに影響はないという。都の担当者は「今後十分注意し、再発防止に努める」としている。【黒川晋史】