サッカー・ミャンマー代表選手が帰国拒否「命の危険ある」…国歌斉唱で「3本指」

サッカーワールドカップ(W杯)アジア2次予選に出場するため、来日していたミャンマー代表のピエ・リヤン・アウン選手が16日、国軍によるクーデターで情勢不安となっている母国への帰国を拒否し、日本政府に保護を求める意思を示した。関係者によると、選手は「帰国すれば命の危険がある」と話しており、近く難民認定を申請する予定だという。
ミャンマー代表は先月28日に千葉市内で日本代表と対戦し、同選手は国歌斉唱の際、国軍への抵抗の意思を示す「3本指」を掲げていた。
関係者によると、ミャンマー代表の選手団約35人は16日夜、関西空港から帰国の途に就いたが、同選手は出国審査場で「今日は飛行機に乗らない。帰国すれば命が危ないので、日本にとどまりたい」などと訴えたという。チームを離れ、17日未明、同空港で待っていた在日ミャンマー人らと合流した。
政府は先月下旬から、ミャンマー情勢が好転する兆しがないとして、日本に在留するミャンマー人に対する緊急避難措置を講じている。在留期間が満了となった後も、情勢不安を理由に在留を希望する場合には、6か月間の在留と就労を認めるなどの内容で、難民認定を申請した場合には、迅速に審査をするとしている。