清掃などに使うスプレーを噴射して吸引し、意識が混濁した状態で車を運転して事故を起こしたとして、兵庫県警高速隊は18日、同県加古川市に住む無職の男性(30)を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)容疑などで神戸地検に書類送検した。同様のタイプのスプレー吸引による運転への影響を危険運転と捉えて立件するのは異例という。
送検容疑は2020年9月9日午後2時ごろ、加古川市神野町石守の東播磨道上り線で、意識がもうろうとした状態で乗用車を運転し、前方の乗用車に追突。運転していた男性(当時61歳)の首や腰に捻挫を負わせたとされる。容疑を認めているという。
高速隊によると、無職の男性が吸入したスプレーは、パソコン機器のほこりを飛ばす用途などに使われ、気分を高揚させる「ジフルオロエタン」が含まれているという。運転する直前、コンビニの駐車場で缶の3分の1程度を噴射して吸い込んでいた。高速隊の調べに「インターネットで購入し、常習的に吸っていた」などと説明したという。【巽賢司】