東京・池袋の暴走事故で妻子を失い、旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(90)に法廷で事実関係や心情をただした松永拓也さん(34)は21日、閉廷後に東京都内で記者会見し「心を鬼にして質問したが、被告は自分は悪くないという主張を変えられない。真実には近づけなかった」と肩を落とした。
事故後の生活を問われ「持病のリハビリがつらい」と答えた被告。松永さんは「自分中心の人だと思った。その言葉で遺族がつらい思いをするとは考えられないのか」と怒りをあらわにした。
被告の言動によっては、遺族の感情も違っていたはずだと強調し「あとは裁判所に委ねたい」と語った。