橋下徹氏、池袋暴走事故・飯塚被告の無罪主張に「自動車に欠陥がなければ当然、過失。ある意味、単純な裁判です」

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が21日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)にコメンテーターとして出演。東京・池袋で2019年、母子が暴走した車にはねられ死亡した事故で遺族の松永拓也さん(34)がこの日午後、東京地裁での刑事裁判で被害者参加制度を使い、飯塚幸三被告(90)に直接質問したことについてコメントした。
この日の番組では松永さんの「無罪を主張していますね?」という質問に飯塚被告が「心苦しいと思うが、アクセルとブレーキの踏み間違えの過失はない」と答えた一幕を紹介。宮根誠司キャスターに「遺族の方が被告人に直接問いかける被告人質問は2008年から始まっているようですね?」と聞かれた橋下氏は「それまでは被害者、ご遺族は刑事裁判の蚊帳の外だったんです。あくまで刑事裁判というのは国家が被告人を裁くシステムなので、そこにご遺族は当事者じゃなかったんです。これはあまりにもひどいじゃないかということで、やっと、そういう仕組みになった」と説明。
その上で「松永さんは本当、辛いと思うけど、冷静に的確な質問をされていたと思う」と橋下氏。
あくまで無罪を主張する飯塚被告側の姿勢については「近代国家の裁判としては被告人がどういう主張をしたとしても法廷にそれを出すのが裁判のやり方だと思うんです。最後は判決でそれを採用するかということになります」とし、飯塚被告の乗っていた車のメーカーが「機能に不具合はなかった」と証言したことについて「そこが唯一の争点というか、複雑な運転技術が必要な複雑な装置については過失の有無というのはかなり厳密に認定していかなければいけないんですけど、自動車の運転ということであれば、原則、事故が起きれば原則、過失ありです。捜査も単純で事故を起こせば過失なんですよ。過失を否定しようと思えば、自動車に欠陥があったと言うしかない。欠陥があったかと言えば、今の技術レベルでは記録もそうですし、技術上、客観的に必ず明らかになることなので」と続けた。
最後に裁判の行方について「今、裁判中なので僕がこうだとは言い切れませんけど、判決で自動車に欠陥があったか、なかったかが確定しますんで、欠陥がなければ当然、過失と。ある意味、単純な裁判です。自動車に欠陥があったかどうかは極めて簡単に立証できるわけですから」と話した。