大阪府は23日、東京オリンピック・パラリンピックの競技を中継するパブリックビューイング(PV)などを開催しないよう、府内43市町村に要請した。大勢の人が集まり新型コロナウイルスの感染拡大につながる恐れがあると判断した。
吉村洋文知事によると、府内では少なくとも7市でPVか、中継に加え競技体験などができる「ライブサイト」の開催を検討中だった。吉村知事はPVなどに多くの人が集まり大声で応援すれば、感染が急拡大する可能性が高いと強調。「日本全体がお祭り騒ぎになるのは避けないといけない。選手を応援する気持ちは変わらないが、(PVなどを中止しないと)コロナ下での五輪は成り立たない」と理解を求めた。
吉村知事はまた、この日の定例記者会見で母校の選手の応援会なども開催しないよう、府教委を通じて各府立学校に呼びかける考えを明らかにした。さらに、スポーツバーや飲食店でも競技が放送されれば利用客の密集が起きる恐れがあると指摘。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会と政府、東京都などによる5者協議で競技会場外での観戦のあり方を議論する必要があるとの考えを示した。【石川将来】