沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを追悼する「慰霊の日」を迎えた。組織的な戦闘の終結から76年となり、最後の激戦地だった沖縄県糸満市
摩文仁
(まぶに)の平和祈念公園には、早朝から戦没者の遺族らが訪れ、静かに祈りをささげた。
同公園では、県と県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われる。同県は全国で唯一、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下にあり、参列者は約30人に限定。例年は一般県民も含めた約5000人が参列するが、新型コロナ対策で規模を縮小して菅首相や関係閣僚らの招待も見送った。
式典で玉城デニー知事は戦争体験を次世代に伝える決意を述べる。来年5月に本土復帰50年の節目を迎えることから、日米両政府に米軍基地の過重な負担の解消を求める。
菅首相はビデオメッセージで、沖縄の基地負担軽減に向けて確実に結果を出し、自身が先頭に立って沖縄振興を進める方針を示す。