さまざまな憶測が…小池都知事の入院 都民ファースト都議選苦戦の分析 自公との関係修復、東京五輪後の国政復帰狙う?

東京都の小池百合子知事(68)が22日午後、都内の病院に検査入院した。過度の疲労で静養が必要になったとして、今週中は公務から離れるという。25日に都議選(7月4日投開票)の告示が迫り、年内には衆院選があり、東京五輪の開幕(7月23日)まで1カ月というタイミングだけに、さまざまな憶測が流れている。
「すみません。声がかれていまして…。こんな声で、恐縮です」
小池氏は22日、都庁で開かれた新型コロナウイルス対応に関する会合で、こうあいさつしたが、小さな声量で、途中息切れもしていた。
コロナ対応に加え、東京五輪・パラリンピックの準備など公務が重なり、最近は週末も登庁機会が多かった。
都庁関係者は「この数日間、体調は芳しくなく、かなり疲れがたまっていたようだ」と、夕刊フジの取材に語った。
小池氏の代理は多羅尾(たらお)光睦副知事が務めるが、来週以降、小池氏が公務に復帰できるかは未定という。
古くから、政治家の入院は、自身の権力基盤に影響し、政局にも発展してきた。小池氏にも「重病説」から「仮病説」まで流れている。注目されるのは、都議選への対応だ。
小池氏は、都議会の最大会派である地域政党「都民ファーストの会」の特別顧問を務めている。同会の候補者からは応援依頼が殺到しているようだが、小池氏は態度を明らかにしておらず、動向が注目されていた。
実は、永田町で出回っている都議選の情勢調査によると、4年前に大惨敗した自民党が復調し、立憲民主党や共産党も議席を伸ばす一方、都民ファーストは大苦戦すると分析されているのだ。
小池氏が最近、自民党の二階俊博幹事長と頻繁に接触していることも、疑念を呼んでいる。
永田町や都庁の関係者からは「小池氏は、都民ファーストとどう距離感を取るか、悩んで心労がたたったのでは」「都議選後の都政運営を見据えて、自民、公明両党との関係修復を模索しているのだろう」「公選法違反で議員辞職した菅原一秀前経産相の選挙区(衆院東京9区)は、小池氏のお膝元(東京10区)の隣。東京五輪後の国政復帰を狙っているのかもしれない」など、さまざまな声が聞かれた。