大阪市西成区天下茶屋東2の住宅街で25日朝、斜面沿いに隣接して建っていた住宅2棟が相次いで崩落した。けが人はいなかった。斜面下の空き地では老人ホームの建設工事が進められており、大阪府警は工事関係者に事情を聴くとともに、崩落した詳しい原因を調べている。
2棟の南隣の民家も崩れそうになっており、府警は周辺住民に避難を呼び掛けている。
府警や大阪市消防局によると、南北に並ぶ2棟には計3人が住んでいるが、いずれも無事が確認された。午前7時40分ごろに南側の住宅が西側の斜面に向かって崩れ落ち、約3時間後に北側の住宅も崩落した。
近隣住民は午前7時15分ごろ、「住宅と道路の間にすき間ができ、水が漏れている」と巡回中の警察官に申告していた。
現場近くの男性(82)は「『ドドン』という大きな音がして窓から外を見ると、家が斜めに傾いて倒れるところだった。突然、こんなことになるとは驚いた」と話した。
現場は南海電鉄天下茶屋駅から北東約800メートルの住宅街。【郡悠介】