運輸安全委が南海電鉄を調査 特急ラピート、新たな亀裂も

南海電鉄の特急「ラピート」の台車で長さ約14センチの亀裂が見つかった問題で、運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が27日、大阪市の南海電鉄本社を訪れ、関係者の聞き取りなどの調査を始めた。
また南海は27日、ラピート6編成(各6両)のうち、今回亀裂が見つかった列車を除く5編成を同日未明に緊急点検したところ、新たに一つの車両の台車に長さ10センチ以下の亀裂を発見したと明らかにした。同日はこの車両の列車も除いた4編成を運行する。
南海によると、23日夕、大阪・難波から関西空港に向かって走行中の車両の連結部分から金属がこすれる音がしているのを車掌が確認した。