高知市内の県道で昨年、自転車の高校生が車とぶつかりそうになって転倒し、大けがを負ったひき逃げ事件で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)などに問われた無職の男(72)=同市=の判決が1日、地裁であった。前田早織裁判官は「目などにけがを負い、出血していることに気付いていたのに逃走しており、身勝手かつ無責任」として懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。
判決によると、男は昨年10月14日、安全確認を十分に行わずに左折、直進していた女子生徒(16)の自転車を転倒させて顔の骨を折る重傷を負わせたのに通報などをせずに立ち去った。警察庁によると、統計はないものの、非接触のひき逃げ事件は立証が難しいことから摘発は異例という。