自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長(74)=衆院島根2区=は8日、コメントを発表し、次期衆院選に出馬せず、今期限りで政界を引退する意向を明らかにした。秋に想定される党総裁選や閣僚・党役員人事に向け、衆参計52人を要する第3派閥の同派後継会長選びが焦点となる。
竹下氏は2019年1月に食道がんを公表。治療を受けた後、同11月に復帰したが、その後も入退院するなどしていた。竹下氏はコメントに「病魔に襲われ、体力・気力が衰え、自信を持って働くことができない状態だ」と引退理由を記した。
竹下派は8日、緊急総会を開催。後継会長には茂木敏充外相や小渕優子元経済産業相を推す声が出ている。同派は18年の総裁選で衆参の支持候補が割れ、派内に亀裂が入った経緯がある。会長選びがこじれれば分裂しかねないとの懸念も出ている。
[時事通信社]