死者1人身元判明=安否不明21人、捜索難航―熱海土石流

静岡県熱海市で起きた土石流災害は9日、発生から7日目を迎えた。県災害対策本部は同日午前、新たに死者1人の身元が、伊豆山地区の田中路子さん(70)と確認されたと発表した。土石流による死者は計9人で、うち6人の身元が判明した。市が把握する20人と県警に通報があった1人の計21人の安否が不明となっている。
警察、消防、自衛隊などはこの日も朝から約1700人態勢で捜索を続けたが、現場は雨に見舞われ、小崩落が発生し、がれきや泥の撤去作業が中断されるなど活動は難航している。
市によると、田中さんは8日午前、伊豆山地区の倒壊家屋近くで自衛隊によって発見された。
被災者は市内のホテル2カ所に約570人が避難しているが、体調を崩して病院に救急搬送される人も出始めた。県などは医療チームを編成して体調確認や心のケアを進めている。
被災した家屋は131棟に上る。被害に遭った伊豆山地区では水道やガスなどのライフラインが完全に復旧しておらず、生活再建のめどは立っていない。
[時事通信社]