うその発注で勤務先の中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)から製品をだまし取ったとして、警視庁丸の内署が、同社日本法人元社員の勝部駿容疑者(35)=東京都板橋区仲宿=を詐欺と偽造有印私文書行使の疑いで8日に逮捕したことが同署への取材で判明した。
逮捕容疑は2015年11~12月、取引先から太陽光発電の電力変換装置を受注したとする偽の注文書を提出し、当時勤務していた同社から装置約140台(約5000万円相当)をだまし取ったとしている。「子どもが生まれる前で、出産費用や生活費が必要だった」と容疑を認めているという。
丸の内署によると、勝部容疑者は詐取した装置を静岡県沼津市内の倉庫で保管し、うち約50台を転売して約1300万円を受け取っていたという。勝部容疑者は17年8月に退職し、現在は別の会社の役員を務めている。ファーウェイ日本法人が18年4月に警視庁に刑事告訴していた。【林田奈々】