日本遺産「候補地域」に3件=4件は初の取り消しも―文化庁

文化庁は16日、地域の有形・無形文化財をストーリーとしてまとめ、観光振興につなげる「日本遺産」になり得る「候補地域」として、3件を認定したと発表した。一方、既に認定されている4件に関し、「認定基準を満たしていない」として再審査すると明らかにした。再審査の結果、初の認定取り消しとなる可能性もある。
候補地域に認定された3件は、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽 『民の力』で創られ蘇った北の商都」(北海道小樽市)などで、3年後の審査で認定の可否が決まる。一方、再審査の4件は、2015年に認定された「『信長公のおもてなし』が息づく戦国城下町・岐阜」(岐阜市)、「古代日本の『西の都』 東アジアとの交流拠点」(福岡、佐賀両県)など。
日本遺産は15年に始まり、20年までに104件が認定された。しかし、遺産を生かした観光振興や地域活性化の取り組みに温度差があるとして、文化庁は新たに審査制度を導入。初審査となる今年は、15年に認定された18件が対象となった。
審査の結果、14件は継続して認定され、うち4件は他の地域のモデルになるとして重点支援地域とされた。一方、再審査となった4件の結論は今秋以降に出される予定で、認定継続▽認定取り消し▽認定取り消しの上、候補地域に―の3パターンがあり得るという。
[時事通信社]