戸籍の不正取得容疑で行政書士逮捕 探偵向けに約800回請求か

探偵業者の依頼に応じて他人の戸籍謄本や住民票を不正に取得したとして、兵庫県警は4日、行政書士の岩崎一郎容疑者(50)=宇都宮市平松本町=を戸籍法違反などの疑いで逮捕した。岩崎容疑者は2017年ごろから約800回にわたり戸籍などを不正に請求し、浮気調査などを進める各地の探偵に提供していた疑いがある。
逮捕容疑は19年6~7月、戸籍などを職務上請求する書面に損害賠償請求に伴う書類作成などと虚偽の理由を記載。兵庫県加古川市などから男女3人の戸籍や住民票など計8通を不正に取得したとしている。「正当な理由で取得しており、違法ではない」と容疑を否認しているという。
県警によると、この8通は、調査対象の女性の居場所を探していた大阪市内の探偵業者からの依頼で取得したとみられ、岩崎容疑者は6万円の報酬を受け取っていた。20年4月、別の探偵に調査されていた県内の男性が、「自分の戸籍が不正に取られた可能性がある」と県警に相談。岩崎容疑者の関与が浮上した。
岩崎容疑者は17年ごろから少なくとも約50の探偵業者から同様の依頼を受けていたとみられ、計約2600万円の報酬を得ていた可能性があるという。【巽賢司、韓光勲】