新型コロナウイルスの感染拡大を受け、茂木、那珂川町を除く栃木県内23市町で8日、「まん延防止等重点措置」が適用された。多くの飲食店が並ぶ宇都宮市中心部オリオン通りでは、休業を知らせる貼り紙とともに、シャッターを下ろす店が相次いだ。
居酒屋「海雲もずく家」の大塚長生店長(41)は昼前、店頭でランチ営業のPRをしたが、「『酒出してますか』とばかり聞かれる。時短もつらいが、今回は昼飲み客相手の営業も出来ない」と漏らす。
同店では、テイクアウトに加え、同日からノンアルコール飲料の飲み放題を始めたといい、「これまでと違う方法を模索するしかない」と語った。
大衆レトロ酒場串之家宇都宮店では例年、8月は酒類の売り上げが他の月の倍近くだったという。吉田悟店長(45)は「居酒屋なのに酒がない。週末は昼飲みが多かったが、どうなってしまうだろうか」と不安を語る。「通りには人出も多く、まだまだ収束するとは思えない。ピンチをチャンスに変える気持ちで、やれることをやっていくしかない」と話していた。
同措置の期間は31日まで。飲食店などは午後8時までの営業時間の短縮(時短)に加え、酒類提供の終日停止が要請される。また、カラオケ店に対して持ち込みを含む酒類提供の停止や、百貨店など大規模小売店、パチンコ店の時短も要請されている。