コロナ患者、受け入れていない医療機関は…都が実態調査へ

新型コロナウイルス感染者が急増する東京都では、医療機関の病床の確保が喫緊の課題となっている。入院患者は連日、過去最多を更新しており、12日時点では3668人となった。病床使用率が6割を超える一方、受け入れ能力があるのに対応できていない医療機関もあり、都は実態調査に乗り出す方針だ。

「まだ患者を受け入れていただいていない医療機関もある。多難な状況を何としても抑えていきたい」
都庁で12日にあった新型コロナのモニタリング(監視)会議終了後、小池百合子知事は医療機関側に協力を強く呼びかけた。
都内の入院患者は、7月12日に1947人だったが、約1か月間で1・9倍に急増。今月12日時点の都内の確保病床使用率は61・5%にもなる。現在の水準でも入院が滞るケースは増えており、11日に各保健所から都の入院調整本部に入った608件の依頼のうち、570件は同日中に入院先が決まらなかった。
都などによると、都には171の医療機関がコロナ患者向けの病床を確保したと届け出ており、病床数は12日時点で計5967床。7月末時点で受け入れが進んでいなかった約20の医療機関に読売新聞が取材したところ、少なくとも五つの医療機関が11日時点でも受け入れていなかった。