感染拡大に大雨 「お盆という感じなかった」

新型コロナウイルス禍で迎えた2度目のお盆も最終日となり、大阪・梅田周辺では16日朝、すでに休みを終えて出勤する人の姿もみられた。新型コロナの感染急拡大に大雨が重なったこともあり、「お盆という感じがしなかった」との声も漏れた。
JR大阪駅近くに勤める男性会社員(24)は「京都で暮らす祖母に久しぶりに顔を見せたかったが、ワクチンも打っていないし諦めた」とため息をついた。9日間の連休中はできるだけ外出を控え自宅で過ごしたという。
「息子3人は遊び盛り。家は狭いし物も多くて限界がある。外にあまり出してやれないのが申し訳ない」。大阪市淀川区の主婦、山本志保さん(43)はこの日、自宅で遊んでいる最中にけがをした5歳の次男を連れて病院に向かった。熊本県内の夫の実家にも1年半近く帰省できておらず、「大雨もあって、お盆という感じがまるでしなかった」と肩を落とす。
同市内の50代の男性は広島市内の実家に帰省したといい、「遠出はよくないのは重々分かっているが、長く会えていなかった高齢の両親が心配だった」と苦しい表情を見せた。
JR西日本は15日をUターンの上りのピークと想定したが、始発から夕方にかけて新大阪駅に着いた上りの山陽新幹線は、自由席乗車率が100%に届かず、20%台もあった。関西国際空港の国内線フロアや大阪(伊丹)空港では、大荷物の利用客の姿もみられた。