神奈川県内に発令されている緊急事態宣言の期限が31日から9月12日に延長されることが17日、正式に決まった。黒岩祐治知事はロックダウン(都市封鎖)の手法の検討など従来より強い措置を国に求めていたが、宣言の内容は変わらなかった。黒岩氏は同日、記者団に「非常に認識の違いを感じる。衝撃を受けている」と述べた。
県内で感染拡大が収まらない状況を受けて黒岩氏は13日、東京都、千葉、埼玉両県の知事と連名で、より強い措置を国に要請していた。要請文では、人出を強力に抑制するなど「昨春のような危機意識を都民・県民が共有し、実効性のある対策を講じる必要がある」としていた。
ところが国は今回の宣言延長で、措置の内容をほとんど変更しなかった。この点について、黒岩氏は「効果が表れていないなら、さらに強い措置が必要だ。現場の知事の声が反映されなかった」と不満をあらわにした。【中村紬葵】