大阪府立高校の生徒2人を逮捕 「大麻たばこ」売買の疑い

大麻を紙に巻いた「大麻たばこ」を売買したとして、大阪府警が同じ大阪府立高校に通う3年生の男子生徒2人を大麻取締法違反(譲渡、所持)の疑いで逮捕したことが、捜査関係者への取材で明らかになった。級友ら未成年の6人が大麻の使用を認めたことも判明し、府警は校内を中心に大麻がまん延していた疑いが強いとみている。
捜査関係者によると、逮捕された2人は18歳の男子生徒と17歳の同級生。いずれも大麻の吸引を認め、ファンだった音楽グループの映像などに影響を受けたという趣旨の供述をしているという。
未成年の「大麻汚染」が止まらない。全国の警察が大麻事件で検挙した20歳未満の少年はこの10年間で11倍に急増し、全ての検挙者に占める少年の割合も右肩上がりになっている。インターネットなどを通じて簡単に入手できるとされ、有害性を巡る誤った情報が拡散されていることが背景にある。
大麻は乱用することで記憶力の低下や幻覚・幻聴の症状を招き、より依存性が強い覚醒剤などの使用につながる「ゲートウエードラッグ」と呼ばれる。国は少年たちのまん延防止を喫緊の課題と位置付けている。
こうした中、警察が教育現場と連携する動きも出始めている。大阪府警は府教育委員会などと締結する「学校・警察相互連絡制度」を活用。生徒の関与が発覚した場合は学校との迅速な情報共有や指導を実施し、まん延防止を目指している。【澤俊太郎】