尾身氏「五輪開始時期より状況はかなり悪化」、パラ学校観戦を疑問視

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は19日、参院内閣委員会の閉会中審査で、24日に開幕する東京パラリンピックでの「学校連携観戦プログラム」に疑問を呈した。
パラリンピックは原則無観客で開催されるが、自治体など学校設置者が希望すれば児童や生徒が観戦できる。尾身氏は「五輪の開始時期と比較すると、今の(感染)状況はかなり悪くなっている。考えていただければ当然の結論になると思う」と述べ、慎重な判断を求めた。また、パラリンピックの開催方式については「(政府から)意見を聞かれたことはない」とも語った。