下村氏と高市氏、総裁選に意欲 岸田氏に派閥が出馬要請

自民党内で19日、菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選を巡る動きが活発化した。下村博文政調会長と高市早苗前総務相は二階俊博幹事長とそれぞれ党本部で会談し、出馬意欲を伝えた。昨年の総裁選を首相と争った岸田文雄前政調会長が率いる岸田派の会合では、派閥会長の岸田氏に2度目の立候補を求める声が相次いだ。
二階氏との会談で、下村氏は「チャンスと可能性があれば、チャレンジしたい思いは持っている」と伝えた。高市氏は「出馬する決意を固めた」と述べた。
岸田氏は記者団に「私の対応は、具体的に総裁選の日程が確定してから明らかにしたい」と述べるにとどめた。