NHK投稿発端に憎悪と弁護士会 民団「謝罪と検証を」

NHK広島放送局が昨年、原爆被害を伝えるため運用したツイッターの投稿が差別を助長したとされる問題で、広島弁護士会が20日、広島市で記者会見を開き、投稿が発端となり「見るに堪えない憎悪がネット上を駆け回った」と指摘した。
人権擁護委員会の原田武彦委員長は、朝鮮人が日本で暮らす歴史的背景に触れずに投稿したのは不用意だと述べ「ヘイトスピーチが問題となっている中、何が起きるかNHKは予測できたはずだ」と批判。
在日本大韓民国民団も市内で記者会見し、薛幸夫人権擁護副委員長は「弁護士会が在日コリアンの人権侵害につながり得る内容だと認めた」とし、NHKに謝罪を求めた。