奈良県警は19日、五條署(五條市)と吉野署(大淀町)、運転免許センター(橿原市)で新型コロナウイルス感染が拡大し、県からクラスター(感染集団)に認定されたと発表した。
発表によると、吉野、五條署では、7~11日の間に警察官計22人の感染が判明した。吉野署が逮捕した男性容疑者が感染しており、取り調べを担当した署員や留置した五條署の署員にも、感染が広がったという。
運転免許センターでは運転免許課の警察官ら計9人が感染。電話の共用などにより感染が広まったと考えられるという。今のところ来所者の感染は確認されていない。免許更新などの業務は継続しているが、技能試験を一時停止している。